極秘LEGIT 西の宴 Dance Set

2024/4/6(土)

いつも以上に曖昧。あやふや。

雰囲気だけ味わう程度のレポ。

 

ーSet listー

1.VIORA

2.ダリ

3.Nd60

4.Winners

5.TAKE OFF

6.Lunatic

7.綺羅綺羅

8.激白

(MC)

9.mede:mede

10.ミュータント

11.白夜

12.ゆーれいずみー

13.たい

14.感情御中

15.-nil-

16.極彩色

 


1.VIORA

真っ暗な舞台の真ん中で1人、黒いフードを深く被り両腕を広げて歌い始める。久しぶりの「VIORA」の音源に衝撃がはしる。なるほど、確かに”極秘”っぽく、妖しさ満点。前回は「極彩色」からのスタートだったため、意外なチョイス。

 


2.ダリ

ツアーだとあんまり組まれないだろう、と思うセトリの流れ。妖しさは一気に吹き飛び一気に「ダリ」の世界観。

明るいライトに照らされたReolの今回のヘアカラーはツートンカラー。青×黒。青のヘアカラーって、極彩色のイベントの時にやってたから、めっちゃ懐かしかった。アンテナピアス開けた時だよね。

そして、今回のDance Setのメンバー ぺーちゃんと、あやねちゃんの登場に会場が湧く。3人で舞台に立つのは侵攻アップグレードぶりだとおもうので、(途中で他のダンサーもいたが)なんだか懐かしかった。おなじみ「ダリ」ダンスで会場の一体感は増していく。

 


3.Nd60

「だり」と「Nd60」コンボは激アを思い出す。Dance Setらしい楽曲の連発に、客席もノリノリ!声を揃えての「lonely lonely Yeah」や一緒にジャンプするのやっぱり楽しい。近くで3人のダンスが見られるの幸せ。

 


4.Winners

えーー!やっちゃうのー!って久方ぶり(ココロミーぶり?)の「Winners」に観客が歓喜で叫ぶ。サビの部分で飛びまくるのはお約束。ごっそり体力もってかれるのがこの曲だけど、ほんとに楽しい。あんなに高い楽曲なのに、飛びながら歌い続けるReolちゃんは最強。

 


5.TAKE OFF

UNBOXを思い出しちゃう離陸。一気に中毒性のある世界観へダイブ。直近で聞いていた曲だから、会場の曲へののめり込みが自然だった。今回も全力で回しまくる。

 


6.Lunatic

こちらも久しぶりの楽曲。世界観は一気に、異世界にどっぷり。お菊ねぇやんの作ったライブ映像だけを背負いながら、「Lunatic」ダンスを踊るのが懐かしすぎた。

 


7.綺羅綺羅

大好きなダンスパート連続に歓喜!「綺羅綺羅」もすっかりセトリに馴染み、そういえばフェスで初公開だったのでは…?とアラバキを思い出す。間奏でのあの3人でのダンスはみんな大好きだと思う!

 


8.激白

今回の歌ってほしいアンケートで絶対に上位にくい込んでいたであろう「激白」どちらかといえばバンドのほうにいくかな…?と思っていたからびっくりした。あんなにライブでよく聞いていた「激白」を最近はめっきり効かなくなって少し寂しかったから、今回セトリに入ってくれて嬉しかった。

 


9.mede:mede

当時作った時、自分にとって音楽とは、対面しながら作った曲だとMCでこぼしイントロが流れ始める。JJJRemixじゃない「mede:mede」を今後聞ける機会はあるのか、ずっと思ってたけどここで昇華された。JJJRemixはReolの思想を投影したバージョンだったけど、こちらはまだユニット結成どころかメジャーデビューもしてなかった時に完成した曲。前回参加した時には分からなかったけど、当時の思いを知った今聞くと、音楽についての不安定さや人生をかけるべきかの葛藤が感じられて、胸が締め付けられた。

 


10.ミュータント

こちらも激アぶりではないでしょうか。新旧様々なセトリに色んな方角から心を揺さぶられて苦しくなる。泣いた。

 


11.白夜

「ミュータント」からの「白夜」の流れはズルすぎる。丁寧に、それでいて大胆に歌い上げる姿に目が離せない。pureの箱より少し大きめのこのライブハウスの舞台に1人で立って、こんなに声を轟かせることに圧倒される。

 


12.ゆーれいずみー

レッツ盆ダンス!久しぶりに一緒にゆうれいダンスができて嬉しかった。3人で楽しそうに踊る姿に惹かれて、会場全体もつられて笑顔になる。

 


13.たい

pureのアンコールでも来ました「たい」三十路突入からきつくなってきたと零してたReolの気持ちはどこへやら、リスナーたちは容赦なく「たい」に投票。こちらの票もきっと多かったんだろうなあ…と思いながらも、私たちは「たい」が大好き。会場が揺れ動く。

 


14.感情御中

上げるところまであげてきたー!と感じるこの流れ、金沢で先行初披露だったこの楽曲。きっとくると確信があったけど、ぶち上がりが止まらない。金沢はReolが即席で考えた振り(レア)だったけれど、今回はあやぺーが新しい振りを考えてくれたとのこと。あやね「かわいくした♡」と言っていた通り、とにかく可愛かった!

 


15.-nil-

16.極彩色

会場ボルテージMAXの次に、来ました。この曲がないと宴は始まらない。前回は1曲目の緊張に帯びた声だったけれど、今回の自信にみち、さらにレベルアップしたReolの歌唱に思い出が上書きされて行く。あえて当時と同じポジションで見届けることにしたけれど、やっぱり舞台に立つReolはかっこよくて最強無敵。

 

 

 

ライブパートはここで一旦終了。

【転換中】と共に、トークパートへとうつる。

 


お立ち台の前に3つの椅子が用意されると、あやぺーが登場。

「みなさん盛り上がっていますか~」

ぺーちゃんの天然なMCに会場が和む。2人とも凄くお疲れで、今回のDance Setのキツさを実感。

「それでは、あの人を呼んでみましょう」

「れをるさんです~」

と共に、今回のグッズに着替えたReolが登場。

「これ、私座ると後ろの人見えますかね…

お立ち台に上がってる時は見えたと思うんですけど、、」

と言いいながら、椅子の高さをMAXまで上げて座る。

「それでは早速コーナーのほうにうつりましょう」

 


質問コーナー

※ほとんど覚えてないので箇条書き。なんとなくこんなだったな~っていう程度。

【毎日のルーティンはありますか】

お湯に入ること。湯を必ずはることと、毎日9時間寝ること。ライブ前は必ず寝ている。

珈琲を飲んでいる。仕事の前に飲むことが多いから、仕事の味。

 


【眠れない時はどうしていますか】

寝ない…。目をつぶってボートに1人寝転んで、自分しかいない…って唱えると寝れるらしいけど寝れない。寝れないと、1人でリハの通しが始まっちゃう。そうなるともう寝れない。

 


【楽曲は歌詞とメロディどちらからですか】

これはどちらの場合もありますね。でも、まず曲を作る時は何を伝えたいかを決めている。コンセプトというか、今の自分が言いたいこと。それが出てこない時は進まないから、事務所の人にケツを叩かれている「今いいたいことはなんなんだ!」「ぇ、えぇ、」って

 


【趣味はありますか】

本を読むのが好きです。映画とかよりも、本が好き。

 


【愛用してるものありますか?】

テニスボールで体を解す。

 


【あの頃に戻れるならいつに戻りますか】

うーん。極彩色 当時のことを思い出すと、悔しい気持ちしかなかった。もっとやりたいことがあったし、自分自身にももっとこうやれた、という後悔があった。あの時は、あのライブがベストで、あのライブがあったからこそ今の自分がいるんだけど…とにかく悔しかった。どの仕事を誰にお願いするのか、とかもわからなかった。

 


【事務所からライブで全曲やれといわれたら】

やりきった感で、引退すると思います。

 


抽選コーナー

3名の方に本(砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない)、グッズのロンTをプレゼント。サイン入り。

 


「ここは初めてライブをした場所。東はSpotifyO-EAST。あの頃は客席の顔を見ることができなかった。私は前にいる人も、後ろにいる人も変わらず同じ気持ちで歌を届けているつもり。でもやっぱり物理的な距離は空いてしまうので、今回しっかりと、Reolのライブに来る人の顔を見ておきたかった」

「UNBOXツアーのロスが激しかった。断ち切りたい意味も込めて、武道館のことだけを考える日を作った。スタッフにも一切連絡しないでと伝えた。武道館が見えるカフェに入ってじっくり考えた」

「Dance SetとBand Setで曲の取り合いをした」

「3人でやるのは懐かしかった」

「小説からインスパイアをうけることもある。Lunaticは砂糖菓子の弾丸が撃ち抜けないがモチーフとなっていて、宵々古今は宵山万華鏡から。「宵」っていう言葉も知らなかった。祭りの時って、始まる前が1番祭りじゃないですか?」

「あの頃来てくれた人いますか?」

「色んなタオルを持ってきてくれてる!ありがとう~」

「髪の毛の黒い部分は地毛」

「ここまでこられたのは皆さんがいたからです。本当はこういうことは武道館で伝えようと思っていたけど、先にここでも伝えさせて下さい」

「前回は社員総会っていう250人のキャパでやったんだけど、その時にスゴい苦情がね。来てね。次をやる前にコロナ禍に入っちゃって…。次やる時はもっと大きな会場でやろうって思ってました」

「今回はライブパートが16曲。いつも私のライブは22.23曲ぐらいやるんですけど、テンカイのときは18曲だった」

 


・ライブ1時間、トーク1時間くらい

 


社員総会がとても懐かしく感じた今回のファンクラブイベント。あの時もこんな感じで、ライブパートとトークパートに分かれてた。絶対に聞きたかった極彩色も聞くことができて、大変に満足した1日になった。

きっと武道館では披露されない曲なんだろうな、と思いながら 懐かしい楽曲たちに、いろんな過去へ連れて行ってもらった。

9年も立てば人は変わる。私も成長したし、れをるも成長した。ひねくれてて、天邪鬼で、毒舌なれをるが自分に似てて、でも音楽という武器を持っている姿に憧れて好きになった。歳を重ねるごとに、穏やかで、よく自分の話をしてくれるようになり、笑顔をみせてくれるようになったReolは、それでも鋭くて、激情があって、熱い意志を持ってて。私も一緒に変わっていくからこそ、ずっとReolの音楽を求めていると思う。これは確信。

でも、ずっと大好きな気持ちだけは変わってないよって。あなたがあの日迷って考えて、全てを投げ出して1つの決断したことは今でもずっと続いてるよって、あの頃の私に言いたい。

極彩色High Fidelity 西の宴

2015年11月26日(木) 大阪

れをるが初めてワンマンライブをするらしい。

日々愛用しているPCの画面を見ながら発表されたライブの詳細を読み込んでいく。れをるは東京を拠点としているので、今まで出演してきたライブは全て東京。未成年の地方住みの私には遠い世界。でも、このライブだけは違った。東京と並ぶのは、大阪。比較的近くにある場所。

祝日でもなんでもないど真ん中の公演だったけれど、親を説得し、学校サボって1人でバスに乗り込み大阪に向かう。きっと勉強なんかより大事なものが見せてもらえる気がして。

11月後半の気候はほんのり寒い。少し早めに難波に着いたので、ちょっとだけ会場の下見に行くことにした。そもそもライブハウスに行ったことのない私は、勝手に地下にあると信じてGoogleマップ片手に探しまくるけど、会場は見つからない。おかしい、マップはここを指しているはずなのに見つからないし、時間が早いこともあってファンも見かけない。

アメリカ村を行ったり来たりしていると、小さなショッピングモールのようなところに偶然入り込んだ。階段を登ろうとすると、20名程度の人を発見。これはもしかして…?でも、物販販売までまだ数時間あるけど、と戸惑いながら列の先へ。BIG CATといえライブハウスは、BIG STEPの4階のど真ん中に存在していた。そりゃ見つかるわけない。

ライブのルールや物販を買うのも初めてで右も左も分からない私は、戸惑いながら列に並んでみる。本当に数時間待つのか…?と困惑。階段は風の通りがよくて寒いし、宿泊用の荷物が重い。列に並んでいる人たちは楽しそうに談笑していて、大学生がほとんどだったように思った。途中で荷物だけホテルに預けてしまおうか、出直そうかと何度も考えたけれど、自分の後ろに次々に人が並び始めた現状から動けず…。とうとう物販の始まる時間まで並んでしまった。ずっと立ちっぱなしが少し辛い。

初めてのれをるのグッズ。嬉しくて震える手でグッズの写真を指さして購入。ラバーバンドはグレーがれをるのオススメだそうな。ランダムでサインが当たるらしくてキーホルダーを買い占めてる大人がいて、その後売り切れになってた。そんなのもあるんだ…と初めての世界。やっぱり早めに並んでいて正解かもしれない。

直ぐにホテルに戻ってライブTを着て、ラババンを着けて準備。れをる、お菊、ギガちゃんがモチーフの可愛らしいTシャツ。今でも大好きなデザイン。当時はけいちゃんいないじゃんね〜!え〜!って思ってた。

極彩色のタトゥーシールを売ってて、これは暗闇で光るとのことで、ハサミでチョキチョキしてみたけど(ちゃんと持ってきてた)、なんだかもったいなくて結局貼れませんでした。皆手の甲とか、顔とかに貼ってる人いて、後からやっぱり貼れば良かった〜って後悔したから、極秘ライブではその怨念を晴らす予定。リベンジ!

タオルを持って準備完了。事前にれをるが、作ってくれていたライブのマナー 一覧。

 


○長い髪は低い位置で結ぶ。

○ラババン以外のアクセサリー禁止。

○爪は短く。

○サンダル、ヒール、厚底禁止。

 


ライブ初心者にはありがたい注意書き。今でもしっかり守ってます。ルールが大切。

 


整列は階段で行われ、物販以上に人の群れで溢れてた。私の整番は200番代だったから割と後ろの方で並ぶ。近くの子は中学生くらいで制服で、お母さんと来ていた。学校帰りにきたのかな。だれかと一緒に来れるのって羨ましいなあって感じてた。

整理番号が呼ばれ始めると緊張で足が震え始めた。寒いのか、緊張なのか、心臓が血液を送る音が耳元で聞こえ、チケットを握る手に力がこもる。半券は決して曲がらないように。ゆっくりと列が進み始めると、震える足を前に前に、動けないかと思ったけど無事に足は動いてくれた。ライブハウス内はぎっちりと人で埋まってて、ファンこんなにいるだってびっくり。ファンの有無なんてニコ生でしか感じないから余計に実感。

れをるの登場までずっと緊張してて、そわそわしてた。隣りの人や前の人をちらりと見て、年齢層が思ったより若いことに驚き。本当は三十路以上かおじさんばっかりだと思ってたけど、色んな子がいる(失礼)。200番代だったけれど、左側の4列目に収まった。もっと後ろだと思ってたので意外な近さにびっくり。

 

 

 

急に暗転したライブ会場。高鳴る心臓、苦しい。

聞き馴染んだ、音が会場全体に響き始める。

暗転した瞬間に極彩色タトゥーが一斉に輝き始めて、なんだか笑っちゃった。

 


(vocal れをる  Gr.setsat、さー太

Bass. こくまろみるく  Dr.ササキアキラ)

※姫の名義がどれで出てたか忘れてしまった。これじゃない。

 


1.-nil-

聞き馴染みのある音楽。毎日聞いていたイヤホンから流れる音質よりも遥かに良くて、会場全体に轟く優しい音。-nil-だ!と思った瞬間、極彩色のイントロが響き渡る。

 


2.極彩色

れをるが好き。でもそれは画面の向こうにいる存在。顔も見た事ないし、体型も一切わからない。女なのか、男なのかもわからない。Twitterでよく「ブス!!」と罵りあったやり取りを眺めていたし、れをるがどんな顔や体型をしていても大好きなことに変わりない。そうやって思いながらここに来た。お菊の作った動画(ライブバージョンだったんだって!)をバックに背負いながら、ライトが点灯。知らないことだらけの、大好きな人の姿が浮かび上がる。なんだ、めっっちゃくちゃ可愛いお姉さんじゃん!!!!!ブスってなによ!こんなの他の人が見たら、みんな好きになっちゃうよ。

っていうのが彼女をみた感想。身長については噂で小さいと聞いていたので、正直何にも感じなかった。とにかく、大好きな人に会えた喜びが体を呑み込んだ。

緊張して震えていた「確かなことならば~」の声。マイクに向かって一生懸命で。それでも初めて聞いた彼女の声に、「これがれをるだ!」って感動した。同じ空気を吸ってて、同じ空間にいて、この目に映ってる。その興奮で、いつの間にか身体の震えは止まってた。

 


3生命線

4.水底游歩道

ここの流れで、もしかしてアルバム通りの流れでセトリを組んでるのかな…?って思った。生の音はすごく刺激的で新鮮で。バンドメンバーたちも、ニコニコを見ていた人ならみんな誰でも知ってる豪華メンバー!ええ、こんな人たちも見ていいんですか!?って卒倒しそうだった。ライブって楽しい。ノりかたも、コールもまだなんにもよくわかんない自分だったけど、しっちゃかめっちゃかな観客に押しつぶされてしまわないように必死だった。

 


5.アシメンメトリー

極彩色のライブは、もちろん極彩色がテーマなので、「No title-」の楽曲はあんまり組まれていなかった。このタイミングでアシンメトリーが来た時、あっ!これ「No title-」のやつ!!ってすごく興奮してたのを覚えている。

後かられをるが言っていたけれど、これは歌い手としての自分との決別というか、ライブ納めになるから、「No title-」の楽曲はあまり入れずに、「極彩色」+「歌ってみた」のセトリになってたそう。当時の私は、どうして「No title-」の楽曲を全部やらなかったんだろうって残念で、少し寂しかったのを覚えている。後に、テンカイノコウシキ、終楽章と続くわけなのだけれど、やっぱり「No title-」の楽曲たちはあまり歌われることはなく、聞けたらレアな楽曲たちだと思っていた。それがまさかの武道館でリリースパーティをやるなんて…当時の私、報われるから待っててねって伝えたい。

 


6.-BWW SCREAM-

インストもセトリに入れてくれるんですね〜!って嬉しくなった瞬間。収録されているばわわじゃなくて、このライブオリジナルバージョン音源だった。

 


7.ロジックエージェント

この曲たぶんみんなも大好きなやつだー!って思いながら、会場は盛り上がりを見せていた。バックの映像は、「極彩色」に収録されているMVのれをるがいないバージョン!これも後からお菊ねえやんが言ってたけど、ライブオリジナルの映像なんだそう。手がこみすぎてて素晴らしい。れをるといえば、高い声。このロジックエージェントでは、その個性を発揮して会場はさらに湧く!

 


8.ハルシアン

からのハルシアン。れをるの合図と一緒にクラップをしながら、カッコイイビートに酔いしれる。昔、ニコ生かどっかの配信で「部活サボってキスしてたんですか!?」というリスナーのガチ質問に、「いや、これは全部フィクションなんで…」ってガチトーンで答えていたのを思い出した。

 


9.トキヲ・ファンカ

ここで来ました歌ってみた!この曲、当時は結構コアな音源だと思ってて「この曲は…!?」って戸惑っている人も多かった。この時は全然わかってなかったけど、このセトリに入っている歌ってみたの楽曲は「極彩色」の特典のやつと、ニコ動にうpされてる楽曲だってことに後から気付いた。

そしてライブが始まる前にお菊ねえやんのインスタで3種類の振りが公開されてた。楽曲については何も言われてなくて、覚えといてね~みたいな感じだったから、いつくるんだろう!?ってずっとドキドキしてたけど、1つめの振りはここだった。「踊れやeverybody」のところでバッチリキめてきた。

 


10.Behind The Night

11.ラ・タタン

ここから再び「極彩色」のターン。セトリのめくりめく変わっていく楽曲に翻弄されて、次はなんだろうのドキドキがやばかった。ライブってこのドキドキが本当に楽しい。

2つ目の振り付けはラ・タタン。「らったったったん」のところで、くるくるパンって手を叩くのが楽しかった。

 


12.レッド・パージ!!

この楽曲ライブ向きじゃないでしょ~!って素人でもわかる難易度MAXのレッド・パージ!! 生で聞けるのが嬉しいの反面、動画じゃないのに歌えるの!?ってすごく驚いた。この動画がうpされるとき、れをるがすごく気に入っててTwitterでも匂わせてたくらいだったから、ホントに好きなんだな~って改めて感じてた。歌もすごく上手くて、変調していく音についていくのがスゴすぎ…プロになれるんじゃ!?って思った。

私はあんまり覚えてないけど、最後の振りの場面はここだったとのこと。聞き惚れててあまり覚えてない。

 


13.約束の蒼

14.妄想〆Question

やいりコンボがダブるできたーー!「極彩色」の特典映像にも、やいりちゃんが映ってたし、なんと東の宴にはシークレットゲストでギターを弾いてくれてたんだって!私もやいりちゃんシリーズがすごく大好きで、特に「影炎 Variation」は大好きな楽曲だったから聞きたかったなあ…って後悔してる。でも、「妄想〆Question」も大好き。約束の蒼 しばらく聞いてないからどっかで絶対に聞きたい。極秘でやってくれないかなあ…。

 


15.アストロノーツ

「極彩色」のライブ開催の少し前に、椎名もたさんが亡くなった。ぽわぽわPの楽曲はすごく特徴的で、1度聞いたら忘れないメロディー。葬儀に出たこと、その時の後悔や思いをMCで零しながら、アストロノーツを力強く、涙を零しながら歌いあげる。一緒に込み上げてくる思いを受け止めながら、私も涙が止まらなかった。

今でも楽曲を聞いています。アストロノーツ、大好きです。

 


16.Echo

17.syrup

ここでしっとりとしたセトリのターン。今のReolのライブは、リスナーの目をしっかりと見つめながら、メッセージを届けようとするスタイルだけど、「極彩色」のライブではとにかくれをるの作品たちを見てもらうコンセプトだったように感じている。観客に背を向けて、お菊の映像を見ながら歌うことが多かったし、私ちもそのパフォーマンスが好きだった。れをる個人を見て欲しいんじゃなくて、歌に映像に、総合的なパフォーマンスにスポットを当てて聞いて欲しいのかなって受けってた。

 


18.mede:mede

今では珍しいJJJRemixじゃないmede:mede。

なんとバックのスクリーンに映るのは、れをるの実写MV。手がけたのはもちろんお菊ちゃん。この映像は伏線があって、ライブの少し前にTwitterにブランコに乗ったれをるの写真がうpされていた。だから、このMVを見た時に「これがあの時のやつ!」って繋がった。アーティストみたいで、すごく感動したのを覚えているんだけれど、なにせ1度しか見てないから記憶が全くない。後生だから、どこかでもう1度見せて欲しい、もう一度…。

 


19.-orderly-

今はあやぺーたちが見事な妖精ダンスを見せてくれているけれど、確か当時は青暗いライトに照らされてみんなで音に合わせてクラップしてた気がする!

 


20.ジッタードール

nikiさんのターン再び…!私もnikiさんの楽曲すごく好きで、ジッタードールのイントロ流れた時にはめちゃくちゃハイテンションになった。ジッタードールはとにかく高い!!なのに、マイクを片手に叫ぶように歌うれをるはすごくて、ずっと感動してた。

 


21.ミッドナイトストロウラ

どんどん終わりに近付いているからか、れをるの緊張もどこへやら、音源以上のクオリティで歌い上げていく。私もすっかり会場の一部で、れをるの沼にどぼんと落ちたまま帰ってこられなかった。

 


22.Flash back

梅とらさんの楽曲も大好き。ギガちゃんRemixのFlash back。今はReolがラップ調の楽曲を歌うのは当たり前みたいになってきているけれど、当時は馴染みがなくて、「あのれをるが!ラップを!!すごい!」って釘付けだった。れをるにラップをさせてくれたギガちゃんありがとう。

 


23.ROXY

24.ストリーミングハート

25.MONSTER

会場が絶頂の中でのトリプルコンボ!ストリーミングハートでは、間奏の部分でれをるに促されて、初めてのヘドバンデビューを果たす。脳みそクラクラでも楽しい。MONSTERを最後に、れをるが舞台袖にはけていく。

 


ーアンコールー

終わっちゃったよ…大好きなギガンティック聞けなかったな…。ってしょんぼりしながら帰ろうとした時、観客は動こうとしない。あれ?と思っていると、「アンコール!!」の声。こ、これが、噂のアンコール!!と謎の感動に包まれる私。アンコールってなんだ!?終わってないってことか!?とテンパりながらも待機。次第に、私もアンコールって言っていいのかなあ…とドキドキしながら、ここでも初めてのアンコールデビューを果たす。

 


26.ギガンティックO.T.N

れをるの再びの登場に大興奮!!しかも、ギガンティックとなるとアツすぎるーー!あんまり記憶にないけれど、スケッチブックを持ってきてめくりながら進めてた。お菊ちゃんと、ギガちゃんがでて来てたような気がするけど曖昧。スケッチブックには、けいちゃんの書いたれをる(かわいい)のと、お布団に入ってる絵と、おそ松お菊ちゃんと、あのいつものギガちゃんの絵があって、曲に合わせてクルクルめくってた。そして最後の間奏では、いろはすをもって掲げていたお姉さんを指さして、「いろはすなんで振ってんの!?」「いいね!!」「いろはすいろはす!」と、おちんがいろはすコールになってて面白かった。

 


27.染

「極彩色」最後の〆はこの曲。れをる自身が手がけた楽曲は少ししかなくて、それを最後にもってくるのがまた心揺さぶられた。れをるの歌う、生の染は最高で、最後にピッタリの楽曲だった。

 

 

 

最後は小さなキャンドルのお土産をもらって(可愛すぎて使えない)、ロビーにすすむ。けいちゃんの書いた極彩色3種類の生原画があって、大興奮。しかも写真撮影OK。みんなで取り囲みながら、当時の悪すぎる画質で撮影。本当に水彩画で書いたんだ…と本物をみて驚き。一つ一つが、細かくて思いがすごくこもっているのが伝わった。

 


正直、No titleをやると思っていたわたしは拍子抜けをしたけれど、きっとどこかで聞けるかなって楽観的に考えながらライブ会場を去った。

地方から1人で初めてライブに行くのは、すごく勇気のいることで、ましてや平日の受験生。リスキーなことをしたという自覚はあったものの、今になって我慢せずに行って本当に良かったと思っている。あの時の、景色、時間、感じたことは、きっとあそこじゃないと経験できなかったこと。Twitterを見て、ライブ行きたかったな、で済ませるのが本当に嫌だった。大好きなれをるに会いたかった。会えば何かが変わるような気がして。結果として私の人生に大きな影響をもたらして、れをるはどんどんと大きくなっている。

ライブもただ開催するから義務で行くんじゃなくて、私が心から会いたいから、新しい何かを受け取りたいから、行ってる。それがUNBOX pureの公演に行って思ったこと。後悔せずに、好きなものを一心に追いかける。今も昔も変わらないところ。

 


(MC ※本当に覚えてない)

バンドメンバーを紹介する時に、こくまろさんとササキさんをいじってたのはおぼえてる。

体重が東の宴から、ケーキの食べすぎで大幅増量してコルセットがキツイ。

やっぱりFカップ

 


最後の挨拶の時にお菊ちゃんとギガちゃんも一緒に並んでて、めっちゃめっちゃ嬉しかったのをおぼえてる。2人はライブTシャツ着てた!

そして、お菊ちゃんとけいちゃんは物販途中でのぞきにきてて、会った人ラッキーだった。

UNBOXツアー MC

⚠️全公演ではなく、書き綴っていた場所のみ。

最高に誤字脱字、時系列バラバラ。記憶は駆使しましたが大体うろ覚え。なんとなくこんな感じだったよ〜っと思ってもらえれば。

 


ーBLACK MC(大阪)ー

「今回も無事にここまでやってこれたので、ここからも一緒に盛り上げていってください」

「ついに声出しが解禁ということで。もう、たくさん声に出して盛り上げていってください。れをるちゃんかわい〜とか、れをるちゃんすてき〜とかそういういうのどんどんアリなんで!」

《boyの前》

「えー、次の曲はいつか皆さんと一緒に歌えることを願って作った曲なんですけど...私が歌った後に一緒に歌ってくれますか?音とかないからね!もしこれで声が出てなかったら、出るまでやるからどんどん時間伸びてくからね!どんどんどんどん長引いてくよ!」

〜1回目〜

「えっ、、まさか一発目からこんなに声が出るなんて思ってなかった...ちょっと〜!空気呼んでよね〜!」

〜れをるアカペラで 歌う〜


「今回はBLACK pureの公演に分かれていて、BLACKはネタバレが厳禁なんだけど、pureは全然ネタバレOKなんで。1番初めの公園と最後の公演を比べてみるとガラリと変わっているので。セトリの2/3は変えようとおもってきた」

「今まで大阪が初めの公演になることが多くて、東京がラストになることが多かったんですけど、大阪を初めにするといつも盛り上げてくれていますね」

「この中で、今回のツアーが初めましてだよ〜って方はいますか?」

「あ、いますね。これから一緒に歳をとって行けたらと思いますので。よろしくお願いします」

「ちなみに、れをるのことをだいぶ前から知ってるよ〜て人は... 一緒に歳とってるよねー」

客席『お誕生日おめでとう!』

「わ〜ありがとう。30歳ですよ」

「みんなももうアラサーとかでしょ〜 でも大丈夫。私が30歳になってるんだから。これから30歳とか40歳とかになって、高齢者の集まりになって。それってすごく素敵なことだと思うから。私もずっと歌い続けていきたいですね」


「大阪では色んなところでライブをさせて頂いているんですけど、私が初めて大阪でライブをしたのがBIG CATというライブハウスで。今回はこのフェスティバルホールということで、今までで1番広い場所です!」

「ちなみに、この中で大阪以外から来たよ〜って人はいますか?おぉ、、結構多い。ありがとうございます。ちなみに、何処から来ましたか?」

「神奈川!近いね」

(観客席各々地名を言う)

ニカ「ちょっと可哀想でしょ!ずっと言ってるよ。喉枯れちゃうよ」

「確かに...でも、私の方がずっと歌ってたからさ、、おあいこかなって、」


「残すところあと一曲になってしまいました。これやると終わっちゃうんだよな〜」

客席『えーー!!!』

「でもさみんな終電とかあるんでしょ!私知ってるんだからね!ツアー直前とかにエゴサしたりするんだけどさ、Twitterで《れをるさんのライブは何時くらいに終わりますか?》っていうのを見かけて。確かにわかんないよね〜」

「今日はなんと、ここまでで23曲もやってます!結構タイトにやってきたからね〜。じゃあちょっとだけ喋りましょうか」

「にかさんなにか喋ってよ」

ニカ「えっ、あー...」

「待って、ずっと思ってたけどさ...にかさん、Tシャツ前後ろ逆じゃない!?」

ニカ「えっえっ!?!?」(袖に急いではける)

「えーー!別にいいのに〜〜!にかさんってそういうのやっちゃうんですよね〜」

(にかさん登場)

「はやっ!?ちょっと...今度早着替えとか取り入れてみる、、?」

ニカ「え、それは無理...」

「じゃあこんどは俊ちゃん。せっかくだからなにか喋ろうよ」

俊「えっ、ちょっとにかさんの後は嫌なんですけど...」

「あーまあそうだよね。しゅんちゃんはリハの時に赤裸裸で足をつってました」

俊「そう、ですね、ちょっと色々と大変でしたね」


ー写真撮影ー

れをる足をつる

「待って、つった!痛い!ちょっと、がんばれ

...がんばって...」


「今日は本当にありがとうございました!それではメンバーから一言ずつ。まずはあやね。あやねはハーメルンの時から参加してくれたんだけど、実は侵攻の振り付けもしてくれてたっていうね」

「今日はありがとうございました。念願のダンサーを増やすことが出来てとっても嬉しいです」

「続いて、ライブでは始めましてだけど、実はboyのMVに出演してくれていた、たつろう!」

「えー、今日はなんか皆さんの熱に圧倒的されてしまいました...」

「これから慣れていってもらって。私と一緒で圧が強いからねー!」

(にかさん、しゅんちゃん紹介)

「続いては、今回が本当に初参加のたなだ はるか!」

「あっ、えっと今回初めてご一緒することができて本当に楽しかったです」

「同じボブ仲間なんでね。やっぱりオレンジ可愛いよね〜私もやりたい。大阪前に同じ美容院で染めてもらいました!」

「そして、ゆーれいずみーから参加で、私とあやねを出会わせてくれた恩人でもある ねもとしんぺい!」

「実は、遺影が顔に着いているダンサーはぺーちゃんっていうね。またMVをよく見てみてください」

 


ーpure MC(静岡)ー

曲の合間に「福岡ーーー!!」と叫び、あっ…と恥ずかしそうにはにかむれをるちゃんが可愛すぎた。「リハーサルではちゃんと静岡って…」と悔しそうにしておりました。


実は初めましての静岡なんだけど、実はMV撮影の時に来たことがある。その時は廃墟で撮影して、「SAIREN」っていう曲。富士宮?ってところなんだけど、廃墟だから絶対に行かないで。廃墟ということで、絵の具とか自由にやってもいいよって言われたけれど、明かりが一切ないから暗いの。だからメイクも車でスタイリストさんにスマホのライト照らされながらやってて、眩しいって!静岡とか千葉とか、よくMCの撮影でみんなで車に乗って行かせていただくことが多い。Reolとしてはその1回だけなんだけれど、実は学生時代マーチングの東海大会で来たことがある。静岡と三重。静岡の場所どこだったっけな、、

リスナー「○○」

そこじゃない、

(舞台袖のスタッフに聞く)

「あ!それだ!」

そこでは金賞になれず、本当なら6年生の先輩が泣くはずなのに、怒りが湧いてきて5年生なのに1番号泣してた。6年生はぽかーんとしてた。でもね、その時は静岡なんかそもそもどこにあるかわからなかったし。あれ、もしかしてこれは戦いかな?この話やめようか!


静岡の方言ってなに?大分とかは九州だから、結構なまりがあったんですけど。

「〜〜だもんで?」「金字塔歌った、だもんで?」「歌ったもんで!」

なるほど!


私も始めた時から変わったところがあります。変わらないところ、というか変われないところもあるけれど、変わったところとあります。それは、secret tripでもあるけれど、ILoveYouって言えるようになったこと。ILovemeも。文法としては少し違うんだけれど。今ようやく少しづつ受け入れられるようになってきました。もしかしたらこの中に、まだ素直に言えない人もいるかもしれない。でも、すぐに好きだよって言っちゃう人よりも、うーん、好きなのかなあ、どうかなあって悩んで悩んだそのILoveYouはとてもすごい力を秘めてるんじゃないかなって私は思います。

 


ーblack MC(名古屋)ー

「今日はなんとチケットがソールドアウトということで!本当にありがとうございます。ソールドアウトということは、この会場の二階も全て人がいるということですよね!?」

「blackは3公演目となります。pureではできなかった演出、とかができるのがblackで。この中でpureも来てくれた方はいますか?その人たちは、そこで生まれたコールとかノリをどんどんblack輸入していってください!」

「実は静岡もソールドアウトしていて。東海地方はReolが本当に大好きなんだから」

「そんな、Reolのことが大好きなみなさんと一緒にやりたいことがあります(Boy前)」


ー曲中の紹介ー

「将来の夢は?オンベース二家本亮介!」

ーMCー

ニカ「あの時なんて言ったの?」

「あのね違うの。本当は、子どもの頃の将来の夢はパイロット!オンベース二家本亮介っていいたかったの。飛行機とかけてて、パイロットいいなって」

ニカ「これリハの時やった時に、子どもの頃の夢だと今は夢がないみたいだから、なりたい職業は?⇒パイロットみたいにしようって言ってたんだよね。パイロット目指しながら今はベースをひいてます。みたいな」

「なるほど、トランジェット的なね?それにしてはベース極めすぎじゃない?」


「今日はクリスマスとうことで。初めてクリスマスにライブをやったんですけど、名古屋は一番にソールドアウトして!ありがとうございます!」

ニカ「Reolといえばクリスマス!にすればいいんじゃない?」

「え、どういうこと!?毎年、クリスマスにライブをするってこと?」

ニカ「クリスマスじゃなくてもいいけど、Reolはクリスマスらへんにいつもライブするよね〜って定着するの、いいんじゃない??」

「あーなるほど。じゃあ、賛成の方は公式のメッセージに送っていただいて…」


「アンコールは後ろから登場したけど、後ろのみんな一緒に並んで手拍子しちゃってたけど、気付いてなかったよね??」

「あと1曲やったら終わっちゃうんですよね」

客席『えーー!あと2曲!』

「あと2曲!?勘弁してくれよ〜」

「じゃあ、ちょっと喋ります?(ニカさんを見ながら)」

ニカ「実は、最近親知らずを抜いたんですよ」

「えっ、全然気付かなかった!でも、腫れてなくないですか?」

ニカ「え、親知らずって抜くと腫れるの?親知らず抜いたことある?」

「あります。えっ、下の歯ですか?私は上の歯…」

ニカ「そう、下の歯(左頬を抑えながら)親知らず抜くと腫れるんだね。腫れてる?」

「全然わかんないです!ってか、腫れてたら朝 ニカさん腫れてますよって言ってますよ」

ニカ「ほんとに?てか、すごいしょうもない話してなんか、すみません」

「ここにいるとこうやってダラダラ喋っちゃうから。でも笑いとれたからね!私たちはユーモアをすごく大事にしています。こういうのじゃないとReolのバンマスはね務まらないからね。じゃあ次… 子どもの頃の将来の夢は?」

俊「こんばんは。えっと、サラリーマンです」

「すごいね、パイロットとサラリーマンって真逆じゃん。性格がでますね。じゃあ、喋ってもらってもいいですか?」

俊「えっ、あれ以上面白いこと言えないですよ」

ニカ「じゃあ、今日最高だったところを3つ言ってもらって!」

俊「3つ!?えっと、あー、うーん、、え、っ、と、、、」

ニカ「じゃあ、1つでいいよ」

俊「う、うーん、えっと…… 本当にたくさんの方に見てもらえて本当にありがたいです。いつもありがとうございます(朧気だけど丁寧な一言)」

「丁寧だねえ〜!じゃあ、そろそろ次の曲行きますか?」


「今日は本当にありがとうございました!」


ぺー「すごく私事なんですけど、実は自分も1週間前に親知らずを抜いたんです…」

「え!!そうだったの?えー、そんな親知らずをたくさん抜いたチームReolでした」

「私も次のライブでは、親知らずを抜いてからこようかと思います」

ニカ「それは1か月前にとかにしてもらって」


「また、いつかどこかできっと会いたいと思っています。そして、UNBOXアンコールという方がいればぜひ来ていただいて!」

 


ーpure MC(札幌)ー

「実は北海道に来るのは4回目。(5回目だったよれをるちゃん)はじめてきた時は、ユニット時代にポルカドットスティングレイさんと、酸欠少女さユりちゃんと一緒に出させてもらいました。(2回目です)このペニーレーンには3回立たせて貰っていて、MADE IN FACTIONとハーメルン。そして今回、4年ぶりの札幌です。久しぶりの札幌、私と君たちの4年間の距離を埋めるライブにしたいので、どうぞよろしく!」

「北海道って広くて大きいから、ここの札幌だけに人を集めるのはとても難しいらしいんですけど、今日はなんとソールドアウトということで本当にありがとうございます!札幌公演を埋めるのは1つの目標だったんですけど、叶いましたねー!」

「札幌の盛り上がりがホントに凄くて、今までの公演の中で1番の盛り上がり!」


「私がデビューして初めてライブをした時は、バンドとかも居なくて、1人で映像を背負って舞台に立っていました。客席ってたくさんいるから、ここに1人で立つと圧倒されちゃうんだけど、みんなが愛をくれるからね」

「次の曲は私が初めて作った曲です。札幌でやったことあるよね?毎回やってるはずだから。私は歌い手として、人の歌を歌っているうちに、自分の中で言葉にしたいことが生まれて、形になりました。8月に武道館ライブがあるんだけど、このUNBOXツアーは武道館に向かうためのツアーです。武道館でやる前に、君たちとの思い出の場所で向き合いたいと思った」


「みんなライブの後とかにありがたいことに感想を書いてくれてて。でも最近のSNSを見てると、昔に比べてみんなが発言できるというか、

人間って…っていう部分が見えてしまっていて、自分でも自衛したりしてるんですけど、

その感想を見たい気持ちとで、うぅーんってなったりね。インターネット出身の身からして、感謝しているのももちろんあるんですけど」

「文字にしてみると、重さがでるなあと。心にうってくる時もあるなあって思います。でもいい所もあって、言葉にすると叶うこともあるなあって。言霊っていうのかな。言い続けていれば、いつか言葉が引き寄せてくることもあるんじゃないかなって」

「これから歌う曲は普段 私が自分自身に対して言い淀んでしまう言葉です。それを、君たちに送りたいと思います。1つ、私たちは強い。2つ、私たちは気高い。3つ、私たちは凛々しい。4つ、私たちは優しい。5つ、私たちは美しい」

「心の中のモヤモヤを解放して、一緒に耀いて」


「えー、一つだけ情報をここで解禁したいと思います。4月に予定しているLEGIT限定のライブなんですけど、ここで会場を発表したいと思います。東の宴は、東京 Spotify O-EASTで。西の宴はBIGCATでやらせて貰えることになりました!武道館の前にFC限定のライブをするってなって、どうしても自分が初めて立った地に立ちたくて。O-EASTとBIGCATが取れなかったらやりません!って無理して言ってみたんですけど、なんと2つとも無事に抑えることができました。少し無理を言ったので、東京は平日になっちゃったんだけど。当日来てくれた人っている…?」

「北海道じゃなくて、今回は東京と大阪になっちゃうんですけど、それでも行きたいって方はぜひチケットを取って駆けつけてもらって。いつかきたえーるにも立ちたいと思っているので!」


(ランダムガチャ たい。袖から姿を見せたReolは、イントロを聞いた瞬間に目を閉じながら口元は小さく苦笑いしていた)

「今回のツアーは、曲をランダムガチャさせて頂いているんですけどね、もうれをるも30なんでね、たいはそろそろね…」

「でも、この曲はリードトラックでもないし、アルバムの中の曲なんですけど、こんなに盛り上がってくれるのはありがたいですね」


「次の曲は多分、札幌ではやったことないかな…?ハーメルンぶりだから、多分やったことない曲です。(白夜)」


「今度は4年あかないように帰ってきます!ありがとうございました!」

 

 

ーpure MC(金沢)ー

「新曲聞いた?私は新潟公演が終わったあと、そのまま弾丸で金沢に移動だったので、丁度12時になったときは富山県にいて、富山で感情御中しました。みんなはどこで聞いた…?」

「今日は新曲はやらないよ。やらないけど、ちょっと新曲の話はさせてください」

「ツキミくんとは多分似てるところがあって、卓球のようなやり取りで完成しました。この曲はツアー中の2月に作ってたんだけど1週間くらいでできあがりました」

「だからあんまりラグなくみんなに届けられたと思います。出来たてほやほやでね、みんなにデリバリーをさせていただきました」

「ツミキくんの書いた歌詞も全然直したりしてなくて。ちょっと、これはReol言わないんじゃないかな〜っていうことが無くて、あ〜これReol言いそうだな〜ってなるんだけど、ってかまずReol言いそうってなんだよって感じだよね」

「歌詞はしりとりみたいに作りました。Aメロはツミキくんが作って、そこから私がサビをばーって作っていったんだけど…。ツミキくんって歌詞が凄くて。パチャンガダンスってなんだよ!って、まずは調べるところから始めたんですけど…。そこがコライトのいい所だよね。自分にはない言葉が出てくるのが」

「赤裸裸でも”スポットライト当たっちゃあ最後びびって何も言えないだけだろ”とかをバーンって出してきちゃうの。えぇ、そんなこと言っちゃうの!?って。そうなると、私も負けないようにね、どーんと返すわけですよ」


「私が一番気分がハイな時は曲を作ってる時なんです。ライブも自分を最高潮に近付けてはくれるんだけど。曲作りってパズルみたいで」

「私も10年目になるんですけど、この中でずっと同じ熱量でReolを好きになってくれた人ってあんまりいないんじゃないかなって思ってて。私を好きになってくれた人で、過去のライブ映像も遡ってくれる人がいてくれるんですよね。私自身も、過去のライブ映像を見たりするんですけど。冥土のときのMCを見てたら、自分が「リスナーは流動的である」って言ってたんですよ。それを聞いておぉ、結構言うじゃんと思って」

「出戻りでReolを聞いてくれてる人や、武道館だから昔聞いてたし、しゃーねーから行ってやるかみたいな人とか多いんじゃないかなって。KーPOPとか流行って、今はTWICEの方が好き〜っていう子も、多分いっぱいいたと思います。炙り出そうとしてるわけじゃないよ!?」

「でも、それでいいと思っていて。私は曲を作るときはいつも自分は初めて曲を作るんだって暗示をかけています。あの、初めて曲を書いて完成した時の最高潮のところを目指したくて、いつも、チューニングをしてます。

「曲ができた時はすごいハイになってて、曲作りが合法でほんと良かったなって。できて直ぐにそのままの勢いでアップロードしてしまいそうになるから、いけないっ!って。だから、ちょっとのラグがある方が落ち着いてていいのかもしれない」

「だからみんなも、惰性でReolの新曲だから聞くんじゃなくて、この曲いいじゃんって思いながら聞いてもらえると嬉しいです」


「今回のツアーは今までReolが足を踏み入れてなかった県にも行くことになって、私が音楽を初めた最初の時は、ステージに1人で立ってこんな感じだったんです」

「みんな笑顔…。こんなに笑顔を向けられたことないので、もっと見ちゃお」

「極彩色はまだ顔出しもしてない頃のライブだったんだけど、とにかく緊張しててほとんど覚えてなくて。客席の視線が、当たり前なんだけど自分に向けられてるのが怖くて、、見ないで〜ってなってましたね」

「テンカイノコウシキの頃には慣れて、客席を煽れるようにはなってきたんだけど…」

「武道館に行く前に初めの頃の感情を思い出しておきたかったのと、どうしてもあの時のステージからの景色を見たくて、スタッフにわがままを言って、叶えてもらいました。だから極秘ライブは武道館の前夜祭のようなものだと思って頂ければと思います」


「このUNBOXのライブはblackとpureに分かれて開催したんですけど、セトリを分けるとなった時にpureは色んな初めての衝動を思い出したくて。さっきやった金字塔も、ハーメルンの大号令で本当は披露するはずだった曲なんですけど」

「初めてやった時のことをみんなと一緒に振り返り、当時のことを思い出すセトリにしました」


「次にやる曲は私が初めて作詞作曲をした曲なんですけど。それまでは、ヒビカセだったりギガンティックO.T.Nだったり曲を初音ミク鏡音レンのつもりで、ボーカロイドに宛てて書いてきたんです」

「だから、れをるの曲が大好き!っていわれても、それはサブカルチャーが好きなんでしょ?って当時はそのまま受け取ることができなくて。あの頃は、れをるというものを壊さないようにしないとって思ってました。私たちのれをるはそんなこと言わないとか、リスナーたちの偶像を壊してしまうことが怖かった」

「でも、そういえば自分の曲はなかったなって思って。友だちに聞いてもらって、ギガとか、お菊とか、アーティストの友だちに聞いてもらうと『すごくいいよ!絶対に完成させて出した方がいいよ!』って言われて」

「出してみると、良いねとか、好きな曲とか言ってもらえて。その曲がアルバムのタイトルになって」


(〜綺羅綺羅前〜)

「私にはこれだけは、大切にしていることが1つあって、過去の、思春期の頃の自分がみてかっけぇって思われる自分でいたいと思ってます。これからもそこはブレないんじゃないかなって」

「次に歌う曲は、自己肯定感について歌った曲。みんなは自己肯定感もってますか?私はけっこう考え込んでしまうんですけど、それはきっとこれからも変わらないところだと思うんです」

「自己肯定感をあげる本とかあるけど、それ読んで上がったらいいけど、上がらないじゃないですか」

「自己肯定感って生きてる中でずっと課題だと思ってて」

「みんなが私って最高じゃん!生きててよかった!って思えたらいいけど、それって死ぬギリギリまでわからないじゃないですか。自分の人生サイコー、生きてて良かった〜って思えてたらいいですけど」

「人生最高な時ってずっとは続かないじゃないですか」

「これからまだ先は長いし、人生早送りして見てみないことにはわかんないじゃないですか」

「夜布団に入って寝れないってなった時に、私ってなんで生きてるんだろうって…悩むことないですか?私はあるんですけど。そういう時に先人たちはどう考えたんだろうって、私は音楽を聴いたりして」

「音楽のいい所って、そういうのをぎゅっと歌詞にして言葉にできて伝えられるところだと思うんですよ」

「まだ1人で自分ってすごいって思えなくても、ここにいるみんなと、私と最高って思えるところまで一緒にいけたらっていいなと、思います」

「誰でも生きてていいんだって思えたら、それが一番いいなって。あなた達は美しい、ゲッダンキラー!」


アンコール後

「いや〜緊張した!こんなツアー中に新曲をやるってこと、なかったと思うんですけど」

「激情アラートの時は1曲目に赤裸裸をもってきたんだけど、観客席がえっ!?ってなってて… 俺の知らないReolの曲があったのか!?(頭を抱えながら)ってなってたと思うんですけど」

「さっきの曲は2分55秒で通り過ぎていっちゃったんですけど、実はこの時間は意味があって」

リスナー『ポテト!!』

「そう!ポテトが揚がる時間なの。マクドナルドさんからはワクワクをテーマに依頼されて、Mをひっくり返すとWになるでしょ」

「食べ物にスポットを当てた曲って、あんまりなくて。ニュータイプトーキョーとかくらいかな、そこからヒントを貰いながら、ツミキくんと共作しました」

「第六感がBPM140で、心臓よりちょっと早いくらいで作ったんですけど、今回テンポを決める時に150にしようってなって。でも150に収まらないくらいの歌詞がぎっちりツミキくんから届いて、「え!?」ってなりました」


最後の曲決め

「次で最後の曲になるんですけど、2曲どっちかみんなに選んで貰おうかな…スタッフが何言ってんだ?って感じになってますね」

「まず1曲目は劣等上等、か、感情御中か。じゃあ劣等上等がいい人!(挙手) 感情御中がいい人(挙手)」

リスナー『どっちもやって!!』

「どっちもはな…ちょっと…。(スタッフと袖で何度か話し合う)」

「えー、じゃあ、ちょっとだけ劣等上等が多かったとのことなので、劣等上等にします!なんか、ちょっと2つの派閥に分かれちゃったんだけど…。納得いってない感じですけど、劣等上等も最近やってなかったでしょ!いいじゃん!あの曲高くて大変なんだぞ!」

「それに、新曲はこれからやる機会がいっぱいあるからね!」

「それでは、今日はありがとうございました!」

(〜劣等上等〜

からの、感情御中!!)

リスナー『きゃーーー!!(最高潮)』

UNBOX black 2023/2024 感想

●アナウンス

機内搭乗最終案内のアナウンスで、初めはお菊ちゃんじゃないんだ〜と思ったけれど、よく聞くとなんとあやねちゃんのアナウンス。綺麗な声だったから、そういう職業の人に頼んだのかって思った。「してくだ、さい⤴︎」で語尾があがるのがめっちゃ面白かった!

2回目の最終案内はぺーちゃんのアナウンス。Reolの言い方が個人的に良かった。

 


Reolのライブならではの紗幕にてライブの注意喚起。今回は飛行機内で流れてくるよく見るアレのパロディ。れをるが客室乗務員役で、うさぎとくまを誘導していく。うさぎがタバコを吸ってるシーンで足組んでてめっちゃ美脚だったのが印象的。避難時のスケールデカすぎて、うさぎとくまが逃げてく奥の窓には、なんか隕石みたいなのがたくさん落ちててめっちゃわろた。緊急事態すぎる...!Reolの公演前にこんなパロディ風注意があるの良いよね~~キャビンアテンダントれをるが可愛すぎる~!

 


注意書きが終わると、今回のライブコンセプトを背負った映像が流れ始める。「COLORD DISC」初回限定盤のパッケージデザインである、地球・土星ワームホールが登場し、立体的にBLACK BOXの中身を抽象的に表現する。幾何学的なデザインはXFDの時にも登場していたので、今回の映像はyonayonaさんだとすぐにわかった。あくまでも抽象的、でも全部がReolの楽曲それぞれに意味があって、ダイナミックな映像に迷い込んでしまいそうだった。お菊ちゃん以外の開始映像は初…?だと思うので、なんだかとっても新鮮な気分になった。

 

 

 

1.Final Call

初手は予想していた人も多かったであろう「Final Call」新曲が先頭に来るのが最近のReol風になってきてて、舞台上では馴染みのない新曲に「おっ!」と気持ちが高揚する。イントロが始まり、れをるが歌い始めるものの何処にもその姿は見当たらない。舞台の真ん中には四角い箱。本人不在のままノる観客うろたえ気味(大阪)スモークが両サイドからもくもくと上がると、お待ちかねのれをるがどこからともなく登場。最後の神奈川公演のスモークの量はめっちゃ気合い入ってた!イリュージョンに引っかけた演出を早速感じる。黒い衣装に身を包み、箱の中で力強くラップを重ねて凄く格好良い幕開けになった。客席で声を揃えながら、「開け、開く」とUNBOXを開梱するよう唱えるのが一体感あった。後ろの映像が、今回のライブグッズであるテープと似てるデザインでさらに上がった。あのQRは読み込むと何が出てくるんでしょう、神のみぞ知る。

 


2.VIP KID

まさかのまさかの、BLACKBOXで「VIP KID」が聞けるなんて...!感動の嵐で全身の鳥肌が立つ。フラッシュバックするのはやっぱりテンカイノコウシキ。当時よりも遥かにレベルアップした歌唱力。でもやっぱり根本はれをるのままで。湧き上がってくる当時のノリと共に、全力でノる。今回は割とダークな楽曲たちを初手に集めたのかな?と思った。「VIP KID」も我儘王道の強めの歌詞だから黒っぽい。でも、テンカイの時は衣装白で、観客みんなドレスコードも白だったな〜って思いだした。でも、今回はみんな真っ黒だし、れをる自身も真っ黒でなんだかクスリと笑ってしまった。本家とちょっと違うアレンジも当時のままでほんとに最高だった。高いヒールをコツコツ揺らしながら階段を踏みしめる姿が高尚で見入ってしまった。あんなのみんな見ちゃうよね。

 


3.第六感

今回の「第六感」はここでくるんだ〜と早い登場にちょっとびっくり。でも、会場は久しぶりの声出しによってめっちゃ上がってて。しかも、いつもの第六感じゃなくて、まさかのFIRST TAKE Remixが聞くことができた!後ろがリリックビデオになっていて、画角とか綺麗に調整されてた。やっぱりこの映像ありきの「第六感」が完成形なわけ。武道館ライブが東京公演で発表されてからは、このリリックビデオに隠されているたくさんの思いにじーんと来てしまった。

 


4.ウテナ

トライバルな映像と共に「ウテナ」のスタート。ダークな曲と言えば、「ウテナ」だってもちろんダーク。大阪公演は初手とは思えないほどの手拍子とノリがほんとに心地よかった。ホールで見る、会場全員を包んでさらに高みに連れて行ってもらえそうな気がした。新旧色んな楽曲が来るんだ…!ってここで改めて実感。それに、あの衣装での「ウテナ」はずるいよね。圧倒的すぎる。そして、バックにダンサー2人がいるのが余計にMV看守を彷彿とさせる。

 


5.SCORPION

ウテナ」⇒「SCORPION」の音繋ぎが大好きになったのは私だけじゃないはず!ウテナでバリバリ塔の上から見下ろしてる気分だったのに、ここで「SCORPION」は強すぎるコンボ。新式浪漫とは違った「SCORPION」Reolが観客にマイクを向けて、みんなで『コンプレックス』を叫ぶのが最高に気持ちよかった〜〜!メロディ自体はこちらもダークではあるものの、歌詞は私たちに強く寄り添ってくれるものだからとても響く。

 


6.Ms.CONTROL

この曲もダークサイドの曲だよね〜洗脳系だもんね〜って思わせてくれるこの曲。Reolは再び箱の中に戻って歌姫のように歌い上げる。官能的なメロディと共に、スカートの端を手でなぞるのが刺激強くてクラクラした。激アのときも思ったけど、ここの映像のうつり変わっていく構成と怪しく照らしていくライトがほんとにマッチしててスゴすぎる。魅入るしかない。この楽曲はライブを重ねる毎により味が出るタイプ。後、何度も言うけど映像が最高なわけ。

 


7.GRIMOIRE

イントロから一気に御伽噺の世界へ誘われる。

童話の中のキャラクターのように歌って踊る。「GRIMOIRE」の魔法を唱える時に指で頭上をくるりと回し始めたのは音沙汰から。それが一気に定着して今回、みんなでくるりと指先を回転させるのが、魔法を会場全体でかけているように思えて楽しかった。高いヒールであのダンスを繰り広げるれをるが凄すぎて、最前列の時はガン見してしまった。「GRIMOIRE」は今までの公演で歌われるのは少ないように思ってたけど、(ハーメルンでコロナに入ったため)最近その出番がググっと増えてきていてなんだか嬉しい。ダンサーの動きもすごく御伽噺チックで、初めの方で黒いマントを包んだ2人が怪しく導くように片方に手を伸ばしてお立ち台に上がっていくのが凄く印象的だった。

 


8.secret trip

新式浪漫の一発目に持ってこられた曲だから、あの光景はフラッシュバックするけれど、UNBOXの中に入ったこの曲は、またひとつ味が変わったような感覚がした。前向きになれて、会場全体をほんわりあったくしてくれる。れをると自分にアイラブユーを伝えて、会場全体がほんわか温かくなった。どのblackの公演でも、笑顔で優しくホールを見渡すれをるの姿にグッときた。

 


9.ミラージュ

今回の映像と、れをるの歌い方のマッチ度合いが高くて、本当に泡の中に吸い込まれたりしているようだった。しかも、途中で紗幕があいていくのも素敵に感じた。少し前からこの映像になったけれど、大きな会場であればあるほど、この映像は立体感を増して綺麗に映える。黒い箱の中で歌い上げるから、余計に深海にへと落ちていくように思えた。

 


10.シンカロン

気がつけば、れをるは箱の上にへと移動。この演出は凄くお気に入りで、高さが凄くあるけれど、不安を感じさせない歌唱と映像に感服。文明EPから仲間入りした、秋赤音×お菊のコラボ映像はホントに大好き。「シンカロン」をさらに完成させてる。これもちゃんと位置が調整されていて、しっかりと瓶の中に収納されてた。手の動きと映像が連動しているのが、いつ見ても素敵。れをる十八番のホイッスルボイスはいつも安定感でしかないし、ホール全体に彼女の声が響くのがエグいほど好き。

 


11.-#000000-

奥行きありまくりすぎて異空間に放り出された気分。BLACKBOXに積み上げられてたアイテム(刀とかメガホンとかシャンデリアとかとか)が、たゆたったり、くっついたりするの凄かった。ぬるぬる動くとはこのこと。前回は回顧上映だったからノスタルジックな映像だったけど、今回はその逆で現代の最先端を進んでいくって感じだった!あの女性の手の再現度すごい、どうやって作ってるんだろうか。

 


12.ムーブのための試奏曲

いつもは秋赤音×お菊の塔が建っていく映像がお馴染みなんだけど、今回はなんとダンサーが4人いて音楽に合わせてオリジナルの表現で踊っていくのがすごく新鮮だった!途中で曲の感じが変わっていくけれど、4人がそれぞれでダンスに落とし込んでいく姿は魅入られた。最後の、風を方できりながら歩いていくシーンが揃ってて、あのシーン最高に好き!ってなった!

 


13.煽げや尊し

薄紫色の和風衣装を纏うれをるの頭上に見た事のあるダルマが登場。来るとしたらもう「煽げや尊し」しかない。今後来る和風パンチに期待しながらも、ダンスミュージックで会場が更に沸く。新式の思い出が強いけど、この楽曲もフェスでたくさん披露されて、色んな思い出が積み重なってる。一つだけ気になるんだけど、途中で映像内に黒と白が出てくるシーンあるけど、あれ元々だっけ?今回仕様でリメイクされてる?お菊ちゃん、筆者くん気になるよ…

 


14.宵々古今

あかーんってなった!「煽げや尊し」の次に「宵々古今」は体力ごっそり持ってかれるやつ!和風盛り上がりパートでめっちゃ嬉しいから後のことは考えずにとにかく最大限に飛んでタオルを回す。恒例「あいやっさー」をお菊ちゃんのハモリと共にみんなで声をだすのが楽しかった。紗幕での投影じゃなかったけど、ちゃんとMVがバックでさらに盛り上げてくれていた。手で作った影とか、手書きの口とか、お菊ちゃんの登場こだわりがフラッシュバックしてじんときた。神奈川公演では、なんと、バックではなくステージの上側に花火が上がる演出で、見上げながら本当に打ち上がってる気持ちになった。

 


15.さよならのすゝめ、今日のつづき

一度 暗転して、「宵々古今」の花火の音が名残惜しそうに響く。響く。次にくるのもアッパーな曲かと思いきや、流れてくるのは儚いピアノの音。このタイミングでこの曲がくると、祭りの後の寂しさを残しながら、それを過去にして懐古する流れに早変わり。夏のほんのり感じる淋しさをより際立たせて、この曲を持ってきたのは鳥肌。3Dの金木犀が満開で綺麗で、その周りを飛ぶ鳥と、柔らかい日差しがさして、まるで天国・楽園のようなイメージ。どうして金木犀なんだろうって調べてみると、死後の意味をもつ幽世の花言葉があるらしい。魔除の花として神社に植えられていることから、「死後とこの世をつなげる香り」の意味が出てきたらしい。つまり、本当に天国のイメージなのかも。優しくて美しい裏声に空気が透き通る。

 


16.染

そこから続くのは「染」。思い出に触れながらどんどん心の内側に入り込んでくるセトリに涙が止まらない。「さよならのすゝめ」は少し立ち直って客観的に受け止められているけれど、「染」はその真逆で主観でとにかく感情のままに揺れ動く楽曲に近いので、この2つが並ぶのは人間の形容できない心の揺れを表現しているように感じた。神奈川公演では、「ほどけた」の言葉がなくて、それもまたグッとくる。

 


17.切っ先

「染」からどう流れていくのかと思ったけれど、「切っ先」が全てを救いあげる。アルバムでは「さよならのすゝめ」の後にくるけれど、「染」の次にくるセトリにも感服。もうこれしかないよね。ダンサー陣の剣を使ったカッコイイパフォーマンスと、映像の睡蓮が流れたり、刀が真ん中に浮かんだりとする背景が融合してミュージカルでも見ているような勢いだった。途中での衣装チェンジはいつ見ても早業!ダンサーの剣心をイメージしたオレンジ色の和装も似合っててとてもかっこよかった!

 


18.Boy

「Boy」の前にMCがあって、念願のシンガロング。ホール全体に響くれをるのアカペラに、肺活量に驚くばかり。フェスでフライングで声を出したりしてたけど、れをるの言う通りワンマンの声出しは格別。「Boy」を作った時からずっとシンガロングがいつかできたら...って言ってたから、ほんとうに今日が念願の時間になった。声出しができるって本当にありがたいことで、ライブってこんなんだったなーってあらためて懐かしい記憶が蘇った。いつだって、れをるがマイクを向けると、全力で叫んで、歌って、周りの目なんか気にすることなく大きな声出して、それが特別な時間だったなって再確認した。

 


19.DDD

もうこの曲を生で聴きたくて聴きたくて仕方がなかった今ツアー。メロディが流れてくると、きたきたきたぁと体全体が熱に呑み込まれる感覚。リズムに包まれるってこういうこと!だらでぃんダンスにつられて会場全体がだらだら踊り出してて、ここって一応ホールだよね?(大阪)ってなったけど、楽しいしシュールで面白いからなんでもおっけ〜ってなった。みんなで踊るの楽しい〜!神奈川公演では、なんとエリナの登場!来ると思ったような、思わなかったような??まさにMVの世界観が現実に。アタ西さんは完璧にエリナverになっていて、あの独特なキャラクターをひたすらに貫いていた。マイキーさん以来のゲスト登場(さらにアーティストではない)に会場は大興奮!れをるとのやり取りにも思わずクスッと笑ってしまった。流石、漫才で舞台に立っているからMCも笑いに持ってくのが上手い。エンターテインメント。

 


20.TAKE OFF

どんな演出でくるのか、今回のツアーで1番楽しみにしていたのはこの曲。どんな路線の演出でもピッタリと合いそうだけど、まさかダンスリボンをもってくるとは思ってもみなかった。今までのツアーでれをるは色んな驚きを持ち込んできていたけれど、今回のポイントはまさにそこ!間奏の部分でリボンを優雅に前後に振って無重力感でてるのがほんとによかった。そして、『安全圏突破七回転半』をスカーフやタオルを回すのがもうもう!!腕はめっちゃ痛いけど、最後の最後まで回し尽くした!blackの公演が重なって行くたびにボルテージも上がってて、超楽しかったな〜〜!

 


21.綺羅綺羅

サビの途中からミラーボールが降りてきてパってライトがついたり、舞台の真ん中に降りてきたりと、それぞれ会場ごとの演出があった。個人的に、セトリの最後の方にもってくることが意外だったけれど、今やすっかり馴染んできてて最高の曲。フェスではみなかったけど、あやぺーと3人でダンス踊ってるのがめっちゃ可愛かった!ニュータイプトーキョーみたいだった。れをるが踊り始めた時、リスナーたちが歓声上げててめっちゃわかる〜ってなった!札幌と神奈川公演の前にはすっごく感動するMCが入って、もう綺羅綺羅なしじゃ生きられない〜ってなった。こんなに鼓舞して褒めてもらって支えてくれる曲だなんて…感動…。

 


22.赤裸裸

激アからやってきた曲だけど、頭やすっかりライブを盛り上げてくる曲の1つになってる。大阪は喉の調子が絶好調で、それが、赤裸裸にも強く反映されててもう会場ボルテージもMAXだった!光の演出はいつも通り、曲の通り、激しく早く眩しい。「Final Call」から始まって、目まぐるしくセトリが流れて行って、このクライマックスにアルバム「BLACK BOX」の心臓である「赤裸裸」を見せつけていくのが最高にクールで良い。この流れこそが、心の内部。核心。

 

 

 

ーアンコールー

23.LUVORATORRRRRY!

やーーー!きた!ってウキウキでメロディに乗ってるけど、肝心のれをるがまた居ない。「後ろだよーー!!」と叫ぶ姿に後ろをふりかえってみると、まさかの舞台後ろ側からのアンコール再登場。歌いながら階段を降りて、客席とハイタッチを交わしていく。真ん中の位置までたどり着くと、そこに留まりながらしばらく歌唱。ファンの真ん中で歌い上げる姿がとっても珍しくて、主役がこんなにも近くにいるから会場内の熱気がさらに爆上がり。舞台に戻る際にも客席とタッチを交わして、前列全体ともタッチしてた。なんだか久しぶりな光景に、コロナがあけたんだって改めて実感した。そういえば、れをるは昔からよく観客に手を伸ばしてくれてたや。懐かしい。

 


23.劣等上等

フェスで最高の盛り上がりを見せるこの曲を、まさかホールのセトリに組むとは…。みんなで一斉に振りをしたり、踊り狂ったり、れをるはどこにいるのかわかんないけど、とにかく騒いで楽しいからまあいっか!声が聞こえるし!って感じだった。ワンマンでやってもらうの久しぶりだったからすっごく嬉しかった。

 


アンコールにライブTシャツで出演するのは、アーティストあるあるらしいんだけど、Reolは今まで1度もなかった。極彩色のとき、最後の挨拶でお菊ちゃん、ギガちゃんが出てきたときはライブT来てたけど、それ以外は記憶にない。だから、今回は凄く珍しかったし、何よりも白と黒のTシャツをリメイクして合体させるなんて思ってもみなかった。あれ、めっちゃ可愛いね〜!

 


24.No title

最後の曲は、定番の「No title」。毎回、ありがとうを言いたいのはこっちだよって思うし、サビは声が高くてぼそっとしか歌えない。昔はこの曲がこんなに大きくなるなんて思ってもみなかったし、れをる自身がそれをひたむきに隠していたように思う。でも、8月に繋がる武道館への道へは「No title」がないやってられない。最高のライブの締めになった。

 

 

 

 


ライブハウスでReolを見に行くことが当たり前だった数年前。まさか、ホールでツアーをつなげていく未来があるなんて思ってもみなかった。でも、大きな箱で色んなファンがいる中で一緒に声を出したり振りをしたりして1つなっていくことが楽しくて、癖になりそうだった。ホールだからこそできる演出があって、それはきっと昔かられをるがやりたかったこと。それが再現できる場所になってきていることがファンとしても嬉しくて、予想外な演出に驚いて。こうやってどんどん応援していくアーティストが成長して、見届けられることがとても嬉しいなって感じた。冬のツアーは体調を崩してしまうことが多かった私だけれど、できる限りの参加ができた。どの公演にもドラマがあって、それをリアルで見られるのがどんなに貴重な時間か改めて感じた。私もまた、色んなものをを開梱させて頂いたblackツアーになった。本当に楽しかったな〜〜!!!

 


‪☆インフルエンザの予防接種は冬ツアーには必須。打つべし。

2024/01/07 「20th ANIPLEX」 感想

2024年のライブ染め。

会場に入る前からものすごい人の数がいて、それぞれが好きなアニメや歌手のグッズを身につけてた。収容人数は8000人で、上の階までみっちりと人がいる。こんな大きいキャパでライブを見たことがなかったから、人の多さに圧巻。しかも、各々がペンライトを持っていることにも驚き。初めてペンライトみた…!

私も購入しようとグッズ売り場に駆けつけたものの、見事に完売。遅かったか。

Reolの参加が公表された時点での応募で一発当選だったので、中々良い席に座ることができた。13列目だったけど、実際は7列目でほぼセンター。よく見えた。

公演は中に1度休憩がある程度で、ほぼ3時間ちょい立ちっぱなしだったので割と足が痛かった。

Reolの出番は後半。スクリーンに剣心が映り、斉藤さんと高橋さんが登壇すると、会場から歓声が。るろうに剣心の名シーンを生アフレコで披露した後、聞き馴染みのある時計の音が刻み初め、Reolが登場。切っ先をいつも通りの逞しく、力強い声で歌い始める。こんなに会場が広いにもかかわらず、Reolの声は真っ直ぐで会場全体に強く響く。

辰年をイメージした両サイドのお団子に、新式浪漫の衣装(水底游歩道からの)を身にまとい、新年らしい衣装での登場であった。

間奏でも再びアフレコが入り、一期ラストの剣心と薫の別れのシーンが会場にじんわりと哀愁をただよわせる。そこからラストのサビで盛り上がり、Reolはそのままはけていく。


一瞬のステージだったが、生アフレコとのコラボはここでしか見えない貴重なものとなった。るろうに剣心の世界観がより広がった切っ先となり見届けることができて良かった。


アニメと共にある音楽というのは、それぞれのファンの隔たりを超えて心に強く残るものだと改めて思った。Reolにも、これからたくさんのアニメとの出会いがあり、タイアップがあるとファンとしても尚嬉しく思う。

2023/10/7 「暗室」感想

SNSの反応を見ても当選者が少なくてどんな内容になるかすっごくドキドキで都内某所へ… 会場が知らされてないと、なんだか極彩色の時を思い出して懐かしかった。

定刻が来ると順番に列に並んで、Reolスタッフにスイスイと案内を受けた。暗室は1部と2部に分かれていて、私は1部目。定刻の時点でも、25人くらしいか居なくて、5人ずつ中へ案内。そして身分証チェック。その後に10人くらい案内されてたけど、整理番号呼ばれた後に来た人も居たから両部合わせてもホントに倍率は高かったんだと思う。30か40人くらいかなあ。わかんないけど。

スタッフに案内された先は小さな映画館のような座席。目の前には大きめのスクリーン。席は自由。やや前列のセンターに座ってドキドキしながら開演を待つ。

 


非常灯誘導灯が暗転すると、スクリーンに大きくReolの姿が。やっぱりこの発案者はReol本人らしく、ずっとやってみたかった試みとのこと。これから全てが真っ暗になり、その中でBLACK BOXを聞いてもらうことを伝えられた。BLACK BOXの意味は、何が入っているか分からない黒い箱、そして飛行機の音声録音機がモチーフになっているダブルミーニングであること。だから、髪がオレンジだったのも、飛行機のコックピットボイスレコーダー(オレンジ色)に掛けているのだそう。これ紐解いてる方いたよね。

時間は全体で75分(たぶん)と伝えられた。ここでなんか長い…?と疑問になりながらも、スクリーンの映像が完全に消えて真っ暗なBLACK BOXの世界へ…。

 

 

 

曲の感想は割愛。秘密。

とにかく凄かった。

 

 

 

最後の第六感(FIRST TAKE ver)が終わり、これで全部かな?と思った瞬間、スクリーンに光が灯り、見たことのある新式浪漫の初めの映像が流れ始める。真っ暗だったから、スクリーンの光が眩しくてシパシパしていた。目が慣れて来ると共に、なんとsecret tripの映像をまるっと見せられ、続いてdrop pop candy、HYPE MODEともしかして、これって映像全部見せてもらえる!?と思い始めた瞬間、Boyが終わると同時にスクリーンに再びReolが映る。『ごめんなさ〜い、ここまでです』と可愛らしい姿で全部許せた。

 


※以下、曖昧。

 


『真っ暗な部屋で聞いてもらってどう感じましたか。こんな大きなスクリーンと良い音響で聞いて頂けることって中々ないんじゃないかなっと思います』

『今感じているみなさんの色んな思いを抱きながら帰路についてくださいね』

『これからUNBOXのツアーでReolがどんな色をつけていくのか。楽しみにして頂ければと思います』

『私の音楽をいつも楽しみにしてくれている皆さんは、私が曲を作る1つの意味です。いつも支えられています。あなたやあなたやあなたのために。私は曲を作るため部屋に篭ります』

『それでは、またライブだったり、それ以外だったりでお会いしましょう。気をつけて帰ってね』

『本日はありがとうございました!(ぺこり)』

(フライトの乗車後のアナウンス。英語で。侵攻を思い出した!最後は𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮)

 

 

 

ライトがついて、スクリーンにダンボールで切り抜かれた【DDD】の文字と、右下に10/10(火)と日程が記されていた。

その後スタッフが誘導して外へ。

帰りに特別なポストカード(裏面にメッセージ入り)を受け取って解散!

新式浪漫感想 2023

★とても時間が空いてしまいましたが、公演後に熱に浮かされたれたまま書いた文字を整理してここに乗っけておきます。Reolにとってもリスナーにとっても大切なツアー。朧気ながらに。

 

 

 

「新式浪漫」の公演が決定した時、純粋にライブを楽しみに思う気持ちと、タイトルからこのタイミングでれをるは何を伝えたいのかという疑問がずっと交差していた。ライブをやる時には、必ず意味があって起承転結を毎度しっかりともってくる彼女だからこそ、”浪漫”と名付けられたこの公演が不思議で仕方なかった。回顧を意味するからには、それなりの過去と歴史がないと成り立たない。”れをる”という名で音楽を作り始めて、早くも9年が経つ月日にも驚いた。ずっと一緒にこれまでの道のりを走ってきた身としては、長い期間の実感があまりなく、気付いたらここまで来ていたという思いが胸を占めている。過去を振り返る時はいつだって懐かしくて、新しいことに向かうことがほんのり寂しい。

ライブを通して見た感想としては、思った以上に”ネオ”の部分が占めていたなと思った。新式と浪漫が交互に入れ替わるようなセトリに心が踊り、次に何が来るのか全く予想できないライブだった。れをるとしての歴史と、共に歩んできた自分の歴史と、過去。全てが入り交じって、いつものライブとは違った新鮮な気持ちで1公演ずつを見届けていった。

 

 

 

〇場内アナウンス;お菊(2パターン)+2パターン

私の中での場内アナウンスはお菊姉さん一択でしかない。別のライブでは違ったこともあったけど、やっぱりここに居る(一緒に作ってるよ)という気持ちになる。今後も私の大好きな声を聞きたい。

 


〇開幕映像

会場内の注意(カメラと警察パロ)

Reolの衣装が警察

 


ー紗幕に映像ー

回顧上映ということもあり、映画の世界に導くようなパロディ溢れるスタート。お馴染みのうさぎとくまを連れて、今回もReolの世界観が広がっていく。

私はライブが始まる瞬間のオープニング映像が毎回楽しみで、アーティストが歌い始める前にあんなにわくわくと気持ちを高ぶらせていくものはないと思う。車が街中を走り抜けて、地を飛んだ瞬間の鳥肌が凄かった。ひとつのものに向かって、一斉に向かっていく映像に、ノスタルジックを感じながらも紗幕があく。れをるのお出まし。

 


〇1.secret trip

今回の1曲目は予想通りだった。これから、トリップしてリスナーを時間旅行の旅に連れて行ってくれるかのような始まり。今回の舞台設定の大掛かりさに驚きながらも、これをどう使って表現を見せてくれるのかドキドキが止まらなかった。れをるがひとつの部屋の中に入っていて、ハートが点滅しているのがポップで可愛くて。キラキラと幻想的な雰囲気にはピッタリ。Reolとハートって何だか結びつきを感じなくて、並べられるとちぐはぐに感じるけれど、今回の映像はそんな概念を吹き飛ばす。れをるの後ろに大きなハートが登場する度に、幻想的でいいなって見惚れてた。新曲ってどんな映像がつくのか毎回ドキドキしているけど、その完成度の高さにはいつも度肝を抜かされる。千秋楽での披露は別の意味をかんじた。きっと、この日のために色んな準備や計画を練って、立てて用意周到に環境を整えて。松本公演の1曲目は、紛れもなく彼女自身へ贈った曲だなと感じた。

初手の衣装は本当に意外だった。今までのライブ衣装と比べると、派手だけどラフさを残していて。けれど、この衣装が曲にはピッタリで。これからの衣装チェンジはどうなっていくのか不思議な気持ちだった。

 

 

〇2.drop pop candy

2曲目からこれが来るのか!と驚かされるほど、懐かしいこの曲。最後に聞いたのはいつだったか覚えてない程で、沖縄verのはユニットの時に聞いていたけれど、もしかして極彩色以来なのでは…?と思うぐらいの懐かしさ。みんなで何かを作る楽しさを、れをるが1番味わっていた時期の曲だと思う。当時の思い出がフラッシュバックしながらも、傘を出して3人で踊るダンスに釘付けだった。”ヒールを濡らすの”とはしゃぐ振りをするれをるが最高。後、”ねこ”のところの振りも好き。

映像は、本当に綺麗だった。町と傘がたくさんでてきて、全面的に広がっているのに色味が一切 パフォーマンスを妨げない。さらに、本家の表現も取り入れられていて、真ん中だけピンクになったり、水色に変わったりするのが楽しくてずっと見てた。No title+ -カラーだ。フォントも同じだった気がする。ヌルヌル動く映像に凄いとしか言えない。バルコニーから洗濯紐が伸びていて、オシャレなイタリア?の街並みの下を通っていくようなアングルと風景がとても最高だった。雫が跳ねるのも、ドロップポップならではの演出。

 

 

○3.Nd60

ポップなリズムと共に、激情アラートから参戦のNd60のイントロが流れ始める。激アの時もそうだったけれど、演奏者やダンサーと顔を見合わせたり、微笑んだりしている様子から、チームReolの芯の部分が垣間見えるように感じる。個人的にはReolでは珍しい、可愛らしいダンスが見られることがとても嬉しくて新鮮。クラップやハンドサインも定着してきていて、ライブを重ねる度に曲自体が生きているように成長していくのを感じる。

 


ー写真撮影ー

ここで写真撮影が入る。最後だと衣装のネタバレになってしまう為らしい。撮影が終わると、「ありがとうございました!」と元気よくはけて行くチームReol。

 


○4.HYPE MODE

お立ち台にたったReolは「そんなわけ、あるかーい(エコーあり)」とツッコミを入れて、次の曲は横揺れをして欲しいことを伝える。サングラスをかけて、会場全体の肩の荷をフッと下ろしたような感覚。みんなで横揺れするのがとても楽しかったし、会場のボルテージは急上昇だった。

広島:ここで福岡と間違えた

 


○5.Boy

白いスモークがもくもくとあがり、ライトが点滅。今回の新式浪漫には必ず組まれるだろうと予想されていたboyがここに入ってくるのは驚いた。夕焼けのようなオレンジ色のライトは激アの舞台とよく似ていたけれど、今回のboyは どこかあっさりとした印象を抱いた。決して軽い印象ではなく、あえて抑えていることで、重きを置きたいのはここではなく、通過点だということを認識させられたような。

 

 

ー映像ー

ここで再び映像がはいる。

「新式ロマンス」という、うさぎとくまとの明治風ラブロマンスの映画告知パロ。新式の衣装がこっそりうつってる。意図は謎だけど、映画の予告っぽくて今回の件テーマにピッタリだった。

 

 

○6.水底游歩道

思い出すのは極彩色のライブ。この曲を生で聴いたのは一体いつぶりだろう。初めて聞いた公演では、透き通って神秘的で、泉の精を彷彿とさせるような演出だったように思う。朧気だけれど。それを一転、激しいドラム音とベースの低音が心臓に直接打ち付けてくる感覚。大量のスモークと笠を深く被った彼女に、名前、性別、年齢、全てを隠して歌っていた時期を思い出した。Reolがどこを向いて、何を思って歌うのか。リスナー側には何も悟らせないと徹底していたあの時。ラスト、ライトが月明かりのように照らされていて幻想的な後味を残しつつ、次の曲へ。

 


○7.un,deux,trios

幾何学的なライブの映像が好き。人間の心理を数字的な意味合いで読み解こうとしているような、規則的な線が交差する。歌詞はとっても、切なく、胸を締め付けられるのに、それをこの映像で表現するのが流石としか言えないって、ハーメルンの時から思ってた。水底游歩道はReolとしての仮面部分で、un,deux,triosはその裏で密かに抱えていた思いや感情を表現しているのかなって思った。時間という止めきれない概念を、無駄だと思っても止めたくて、自分のペースに合わせたくてと思っている自己中心的な考え。全部が全部本音かなって。

 

 

○8.真空オールドローズ

真空オールドローズが場を支配すると、胸の中にある赤い情熱がメラメラと燃えたぎる感覚に陥る。ある意味、1番映画というコンセプトに適応しているのはこの曲じゃないのかな、と勝手に思ったりもしている。過去を見せるという点において、自分の止めきれない衝動、掻きむしりたくなるくらいのやるせなさ、外に向けて放出できずに自分の中に蓄積してしまう、黒い感情。ハーモニカの音が、耳から離れなくなる。

 


○9.平面鏡

平面鏡は怒りの歌。一連の流れを打破するように、響き渡るガラスを割るような音。劣等感や、ずっと蓄積し続けてきた自身の嫌悪感を、自分の胸のうちに共存させながらも、足掻く曲。刮目相待から、色んな節目で歌われてきたReol自身の呪いの歌。舞台の上で、わかってほしいわかんなくていい の矛盾を吐露する場面は、いつだって公演によって様々だったように思う。刮目相待の時は酷く痛々しく、新式浪漫ではどこか思い出になっているかのような。でもきっと、曲に落とし込んで今でも歌い続けているのは、あの時の思いを思いだしていくことが、自分の成長にとって必要だと思っているからだと思う。

 

 

○10.第六感

平面鏡の次に第六感がくるセトリから、Reolの歴史をグッと感じたように思う。眉をしかめて感情的に歌っていた平面鏡の次に、前向きでライトな歌詞が綴られた第六感が来るのは、新式浪漫ならではの異例だなと感じた。きっと、今後他のライブでは無い気がする。そのくらい、平面鏡には歴史があって、それを覆す位の年数を重ねてきたということだなって何だか酷く懐かしくなった。第六感は、Reolもそうだけど、リスナーにとってもターニングポイントとなる大事な1曲。

 

 

○11.-nil-   極彩色

久しぶりに極彩色のあの映像を見たように思う。今回は回顧上映なので、劇中に何度も何度も過去を思い出した。極彩色は私にとっては、とても大事な曲。初めて聞いた彼女の生歌は極彩色だった。あの日も、左側の3列目くらいから、緊張を帯びた横顔を眺めていたなってフラッシュバック。学生だったあの時と違って、私は社会に出て揉まれて、色んなことを知ったし、舞台の上のReolも学生じゃなくてたくさんのファンを抱えて歌うアーティストになった。いつだって胸に響くのは彼女の歌声で、私はなんにも変わってないんだなって。でも、それがいいことなんだなって思った。これから先も、ずっと同じ気持ちで舞台の彼女を見ていたいなって。

 

 

ー映像ー

鳥居の下に護石が4箇所あり、その周りをReolの勾玉が回っている映像。左がに兜、動物?もいた。右にはダルマ。ダルマはどんどん増えてって、最後に兜が土下座してた。

途中、1人Reol?が鳥居の階段を登っている映像があった。鳥居から出てきたようにも思える。最後にサソリのしっぽのようなものに画面を破壊される映像で終わり次の曲へと繋がる。

 

 

○12.SCORPION

真っ白い切りに包まれて、白と赤のライトが強く点滅。ボンテージの衣装に変えて、2段目の高い位置真ん中で力強く歌い始める。曲の合間と最後に銃で発砲する演出があり、火薬の匂いが会場に広がった。福岡では撃たなかった。『riot games one』でもカッコイイ演出を見せてくれていて、Reolの独壇場(ワンマン)になるとどう表現してくるのかがとても楽しみだったけれど、もう圧倒的SCORPIONだった。これを待ってた!!っていう演出を毎回持ってこられるから、毎度 本当にドキドキさせられる。

 

 

○13.ウテナ

前にも使われていた紫色の映像と共に、ウテナが披露。あの衣装でのウテナ演出は何だか懐かしい気がしてとても魅入っていた。トライバルな映像と共に、看守のような凛々しい姿。文明EPの時の演出とはまた全然違っていて、限りなくMVに近いウテナを久しぶりに見た。ボンバーE以来に感じる。

 

 

○14.ダリ

ハーメルンの時と同じダンスでめっちゃ可愛いかった。あの時もあやぺーと3人で踊っていて、また見たいと思っていたからすごく嬉しかったのを思い出す。最後のうぉーうぉおおおーの所で拳を回して楽しかった。本家文明EPの曲順では、『ウテナ』⇒『たい』になるわけだけど、今回は『ウテナ』⇒『ダリ』で持ってきていて狙ったわけじゃないのかもだけど、1人でちょっと笑ってた。

 

 

○15.ROXY

手拍子と共にROXYがスタート。映像は、昔と同じように思えたが、その中にあやぺーが映ってダンスをしていたのでさらにアレンジが加わっているように思う。3人の揃ったダンス可愛いすぎて、ダリからのダンスパートに釘付け。蛇の形を表現するのすごい好き。『Chicago』の影響を受けて、キャバレーをテーマに作ったとされるこの曲。演出が本当に華やかで、それこそ衣装も相まってアメリカのキャバレーを覗いている気分になった。

 

 

○16.赤裸裸

白い光が激しく交差しながらのスタート。激しく歌いあげながらステージに最後はけていく。あの衣装で、スタンドマイクを振り回しながら歌う姿、最高にロックで胸踊った。『せーんきゅっ』と、投げキッスをしてはけてったのが最高にキュートだった!

広島:左のスピーカーに乗ってた。

 

 

○17.-orderly-

あやぺーが登場。2人のコンテンポラリーダンスに水の精を感じ魅了される。ハーメルンの時と同じだったと思う。とても懐かしかったし、ここで『-orderly-』が入るのも嬉しかった。

 

 

○18.ハーメルン

2段目の真ん中から着物姿で座りながらの登場。映像はハーメルンの時と同じお菊姉さんの布が揺蕩う演出が素敵だった。床に這いつくばりながら、手でなぞって行く姿に見とれてしまい、ハーメルンの号令と共に再びReolの世界に連れて来られる。

 

 

○19.秋映

パッと暗転すると共に、Reolのアカペラから始まる。秋色のライトに照らされながら、しっとりとリスナーを見ながら歌いあげる。色んな思いや感情が乗っていて、声が時に震えながらも真っ直ぐに響かせる姿が特徴的だった。そして、あの着物衣装で歌うのがまた良かった!


ハーメルン→秋映

聞いた人を連れて行ってライブに集める。Reolの音楽との接点。その後に去る人もいるかもしれないし、そのままいるかもしれない。今回のライブのテーマは回顧上映だから、今まで離れていた人もいる。そんなファンに向けて「あなたと交わすおかえりが」に繋がっていると思う。ライブを通して。

 


ーMCー

 

 

○20.1LDK

一人一人の顔を見ながら力強く歌いあげて行く1LDK。ハーメルンの接続編もとても感情のこもった歌い方をしていたけれど、今回もそれ以上に熱を入れて前のめりになりながら。リスナーに言い聞かせるように。聞いてもらいたいと願うように歌い上げていた。「くたばれ」は神奈川だけ言っていて、もしかするとくたばれって作ってる時は強く願っていたけれど、今はそうじゃないのかなって勝手に思ってた。神奈川では、作ってた時が強くフラッシュバックしたのかな。最後はスパッと音が切れて、

福岡:MCから続き、涙で声がでないことがあって、もらい泣きしてしまった。

 


○21.ニュータイプトーキョー

だんだんとフェイドインしていく酷く懐かしい曲。後ろの映像も当時と同じだった気がする。胃もたれダンス含め、このダンスは終楽章の時に3人で踊っていたもの。懐かしい。本当に、ここのタイミングでニュータイプトーキョーがまさか来るなんて思ってもみなくて。涙でずっと前が見えなかった。ニュータイプトーキョーでユニットを締めて。そこから色んな苦悩と共に曲作りをして、それがありのまま綴られていたのが1LDKで。今回のセトリで、また『1LDK』から『ニュータイプトーキョー』に繋がって来たことがとても嬉しくて。制作した時は空っぽな人間と都会のマッチがテーマだったのに、気付いたらこんなに満たされてる!ここまで意が変わる曲って他にない!

 

 

○22.ゆーれいずみー

映像や振り付けは昔と同じで。コチラも盆をテーマにした曲で、幼少期の頃を思い出しながら描かれた曲だから今回のセトリには来ると思ってた。神奈川では最高にはっちゃけていた!今思うと、振り付けに松本ぼんぼんの動きが入ってるのがわかる。

 

 

○23.煽げや尊し

夕暮れのようなライトに照らされながら、三味線?の音と共に始まったのがこの曲。ダルマには片目が入っていなかったが、後で入ったのが特徴的。最後に相応しい華やかなラスト。

映像は豚の蚊取り線香を初め、色んな夏のお盆が凝縮されてて見ていてお祭り気分最高だった!神奈川では最高潮になりながら、お立ち台に寝そべって歌いあげるのが特徴的だった。ラストでは、キラキラと紙吹雪が舞いながら笑顔で踊り歌って、会場もボルテージマックスで。こんな最高のライブを届けてくれて本当に感謝しかなかった。松本では、なんと2回も繰り返してくれて、映像も違っていて。祭りは終わらず続いていくんだーって感じで本当に幸せに終わった。

 

 

※「No title」映像&アカペラ

今回はアンコールはなく(松本をのぞく)、エンディング映像が流れる。バンドメンバーとReolが音に合わせて踊り、スタッフロールが流れる。映画のエンディングのよう。ぶくぶくと泡が上にあがっていくのが「No title」っぽい感じがした。ピンクと、水色?かな?

でも、なんとスタンディング公演の広島と高松ではアンコールがあったんです。特別にと、なんとアカペラで。れをるからリスナーへの思いがとても伝わってきたし、距離が近いからまたすっごく感動した。

 

 

 

 

 

 

1つ1つの公演全てが、色んなReolの思いが動いていた。回顧上映が1つ、また1つとページをめくる度に色んなことがフラッシュバックする。それほどまでに一緒にいたんだな、と懐かしい気持ちになったり、色んなことを思い出したり。生きるって本当に自分の周りが真っ暗で、どっちにどうすすめばいいのか、何が正解なのか全く分からないし、誰も教えてくれない。そんな日々を過ごしていたのに、Reolの音楽はそんな真っ暗な人生に色んな光を当ててくれた。

ユニットが解散するまでの彼女の印象は、口が悪くて、天邪鬼で道化師。でも、そんな素直じゃない部分がどこか私とリンクして、どこに住んでいて何をしてどんな人なのかも分からない人を好きになった。些細なことでケラケラと笑ったり、お菊ちゃんとじゃれ合ったり。リスナーには、ハリネズミのような針で刺しまくって、でもそれがお互いに心地いい関係だった。だって、当時のインターネットはそういう所だったから。でも、自分で作詞をして作曲をしていくうちに、どんどんれをるの中身が見えてくるようになった。ユニットで活動していた時間も、夢のように素敵な時間で。

解散してからは、ゆっくりと私たちリスナーに見せてこなかった部分的を、ひた隠しにしてきた心を、少しずつ、少しずつ見せてくれるようになった。陽気で毒舌で、快活な彼女じゃなくて。そんな部分を見せてくれることが嬉しくて、それを見せてしまわないといけなくなっま現状が、何故か申し訳なくて。1ファンの分際でなにかできることはないか考えて。それでも、ステージの下から見上げることしかできなかった。でも、どんどん息を吹き返していくように上昇していくReolを見て、とても嬉しかった。新式浪漫の松本公演で、ありがとうって、親友だって リスナー全体に頭を下げていて、ずっと応援してきた私たちは、ほんの数ミリでも力になれてたんだって思うと涙が止まらなかった。大好きだからこそ、無理はして欲しくないし、自分のことを大切にして欲しい反面、これからも舞台の上の彼女を見続けていたい、そんな思いが何度も交差しながらずっと応援し続けている。一つ一つのメロディが、歌詞が胸の中でずっと響き続けてる。これからもずっと、それは変わることなくて。ずっとずっと大好き、なんてチープな言葉でいつも綴っているけれど、本当に私の人生を変えてくれた存在。色んな音楽や物がごちゃごちゃになっている世の中で、れをるに出会えて本当に良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●MC 朧気 無い公演はメモ忘れ

○東京

とあるライブに行った時、MCで「ファンとは…」と話していた。それを聞いた時に、自分にとってファンとは何なのかを考えてみた。そこで親友というのにたどり着いた。

 


○仙台

気分のいい時にインスタのDMを読むことがある。今日はリハの後に読んでいると、冥土から付き合っていた彼女がいて、ずっと一緒にライブに行っていたが、少し前に別れてしまって1人でライブに行くと綴られていた。それを見て、ファンにもファンの生活があるのだと改めて実感した。私事ではあるが、去年祖父を亡くした。その時にSCORPIONを作っていた。亡くなって辛いのに、Twitterで語尾に♡とか付けて、なんでそんなツイートをしなければいけないのかと思っていたが、それはそれでこれはこれ。きっと祖父が危篤の時にライブがあったとしても、私は絶対にステージに立つ。それをきっと、おじいちゃんは許してくれるし、分かってくれると思う。人は順番に居なくなっていく。家族も恋人も友だちもいつかはきっと。

みんなそれぞれ色んなことがあるけれど、この時間だけは嫌なことが忘れられて。忘れなくてもいいから、少しだけ前を向く後押しになればいいなと思っている。私はずっとここにいて歌っているから、出会ったり別れたりを繰り返しても、どうか何度でも出会って欲しい。

 


○神奈川

テンションが高く嬉しそうだった。

ハーメルンで来れなかったから、やっと会えた神奈川。

ライブも次で折り返し地点。やっと、新式浪漫をすることに一同が慣れてきた。

ツアーでは、その週に自分が考えていたことを話そうと思っている。明日は自分何を話すんだろうか、と思いながら寝る前に考えているが、早く寝て明日に備えないといけないとも考えて……をツアーでは繰り返している。

Reolの音楽を通して、ここに居る一人一人と接点がある。幼少期や思春期など、一緒に思い出しながら。

9年前にReolという名前を付けて本格的に音楽活動をし始めた。その時は、こんなにも続けているとは思ってもみなくて。私は人気商売は泡沫だと思っている。でも、今でもこんなにも見に来てくれる人がいて、ずっと近くで見ていてくれて。本当にありがとうございます。

私はファンのことは親友だと思っていて。親友として見ていて欲しい。隣にいると思って、聞いて欲しい。

1LDKは、元々は自分を鼓舞するために作った歌。でも今は、嫌いになりそうなくらい好きなことを皆にも想像して聞いて欲しい。あなただけの為に歌う1LDK

 


○福岡

ツアーが次で折り返しということで、ここで新式浪漫をすることになったことを説明。激アが終わって直ぐに、東京のライブハウスがとれるとスタッフから言われた。自身は、何か思いを伝えるためにライブをやっているが、今回のライブはどうしようかと悩んだ。ファンが聴き込んでライブに来てくれる時間も含めて逆算すると、東京が1.2公演目に来ることは確実だった。東京から始まったツアーは一体どこに向かうのか、と考えた。

父親が死んでしまったのは、山で亡くなった。だから、山で囲まれているこの地をどうしても出たかった。東京で作った曲を、最後に地元の松本でやる。大嫌いだった場所で自分が何を思うのか言うのかはわからないけど、これは松本へと続くツアー。

 


○広島

福岡と間違えてやっちゃった感出てた。その後、全力で広島って言ってた。

もうやりたい放題。

左側のスピーカーの上に乗って歌ってた。

3年ぶりの広島。

最後にNo titleをアカペラで歌い上げる。

 


○大阪

少し疲れていた。

みんなと出会えたことが誇り。

 


○高松

パフォーマンスすごく良かった

少し長い話

東京はいい意味で人に関心がない。だから、MCの時に言った言葉が消えるような感覚を感じる。高松でも同じような感じがするから少し話しても良いですか。

9年前にみんなで「No title」を出した。その後すぐにお菊からLINEが来て、あとは皆頑張ってと言うような文が来てえっうちら何かした?という気持ちになった。1つ自分たちがアルバムを出したことから、色んな会社からうちでCDを出しませんかと声をかけられた。その中で遊び心が満載なスタッフと一緒にボーリングに行った。5人で。その後、れをるたちはお寿司を食べたかったけど、予算額ないと言われてサイゼリアで極彩色の打ち合わせをした。

そこから顔出しをしてギミアを出した。色んなことを言われた。信じていた人からも。誰と誰が釣り合ってないとか、ソロでデビューが良かったとか色んなことを言われた。動画師と足並みを揃えることは難しく、発展的解散になった。その後も、ユニットが良かったとか色んなことを言われた。でも、続けていたからこそ今のみんなに出会えた。出会いと別れを繰り返してこれからも出会い続けたい。

これから、東京に戻って一人で曲を書く。孤独。世界に自分しか居ないんじゃないかって思う。

ずっと歌い続けます。